【親が変われば子どもも変わる】日常でできるマインドフルネス

マインドフルネス

こんにちは ツナカンです。

ふだんは子育て支援機関でカウンセラーとして

子育てに悩む親ごさんや

不登校のお子さん

子どもに関わる大人を応援しています。

お子さんが不登校になると

保護者はさまざまな悩みやストレスを抱えます。

 

なんで学校に行かないんだろう…

仕事に行っている間、子どもをどうしよう…

勉強が遅れたらますます学校に行きにくくなる

この調子じゃ社会に出てもうまくいかないんじゃないか…

頭の中は子どものことでいっぱいに…

 

この記事では

そんな親ごさんに向けて

心の支えとなるマインドフルネスに注目して

日常の中でできるマインドフルネス

についてご紹介します。

 

また、不登校の親子に関わる学校の先生にもお役にたつはずです。

 

 

Sponsored links

マインドフルネスとは?

マインドフルネスは色々な言われ方をされていますが


今この瞬間に意識を集中させ、判断や評価をせずに受け入れること

 

ということです。

 

またマインドフルネスをどう使うかによって

    • プログラム(MBP)
    • 治療(MBT)
    • 介入(MBIs)

などに区別されています。

 

 

マインドフルネスの効果

多くの研究によりマインドフルネスは

生活習慣病の改善やメンタルヘルスの向上に効果があることが示されています。

具体的には、以下のような効果が確認されています。

 

    • 生活習慣病:高血圧の改善、心血管疾患における抑うつ・不安・苦痛・ストレスの軽減、肥満の食習慣改善、糖尿病におけるHbA1cの適正化とメンタルヘルスの改善など。
    • がん患者の支援:がん関連の疲労軽減や活力の増大、短期的な不安感の減少など。

 

またマインドフルネスは家族同士の関係について

このような、よい変化をもたらす可能性があります。

 

1.コミュニケーションの向上: マインドフルネスは、話を聞くときに”今この瞬間”に集中するよう促します。

こうすると家族間のコミュニケーションが深まり、互いの意見や感情をより理解し合えるようになります。

2. 忍耐力の増加: 日常のストレスを感じたときや、新らしい挑戦をしようとするときに落ち着いけるようにうながします。
こうすると家族同士が感情的にぶつかりあうことが減って、穏やかな関係を築きやすくなります。

3. 感謝の気持ちを育てる: 小さなことにも感謝する習慣は、家族全員の幸福感を高めることにつながります。

マインドフルネスは冷静さばかりでなく感謝の気持ちを育てます。

マインドフルネスを通して感謝の気持ちが共有することができれば、明るい家庭環境を作り出すことができるでしょう。

4. ストレスの軽減: マインドフルネスの効果はストレス管理に注目されています。

ストレスを今よりコントロールできるようになると、家庭内の緊張感が下がって、今よりリラックスした雰囲気を作り出すことができます。

5. 相互理解の深化: 自分自身や他人を判断せずに受け入れるように向き合うことで、家族同士の気持ち理解を深めることにつながります。

少しずつできるようになると繋がりを強めて信頼関係を高めることができるでしょう。

6. 共感力の向上: マインドフルネスをきちんと学ぶことができると、他人の感情や立場を理解し共感する能力を高めてくれます。

それは家族がお互いの感情に共感しサポートし合うベースになります。

慈しみを持ったマインドフルネスを日常の中でできるようになれば、支え合い、理解し合う家族関係を作ることにつながるかもしれません。

 

1人でできるマインドフルネスの方法

うんちくはいいから早くやり方を教えてよ!

 

と思った方、お待たせしました(笑)

 

いくらマインドフルネスが良いと言っても

家族にマインドフルネスを勧めるには

だれかから始めなければなりません。

 

それはだれがやるのか?

 

この記事を読んでいるあなたです!

 

 

 

もしかしたら

 

そういわれてもどうしたらいいのか…

 

 

そう思ったかもしれません。

 

でもご安心ください。

 

座って足を組むばかりがマインドフルネスではありません。

 

 

むしろ日常生活の中に溶け込ませる方が

手軽だし続けられるし見てもらいやすくなります。

 

 

 

方法1「日常の瞬間に意識を向ける」

食事をするとき

歩くとき

家事をするとき

日常の色々な瞬間に意識を向け、その瞬間をじっくり感じるようにします。

 

 

その行動をしているときのわずかな感覚や

自分の中から湧き上がってくる感情に

初めて出会うかのように注目しましょう。

 

方法2「呼吸に注目する」

忙しい一日の中でも、数分間でも良いので

呼吸に意識を集中させます。

そして呼吸をありのまま感じます。

呼吸を深くするだけでもリラックスすることもあります。

 

しかし、リラックスするかどうかは二の次です。

 

リラックスを目的にしてはいけません。

 

今どんな呼吸をしているのか、にひたすら意識を集中します。

呼吸が、浅くても深くても、早くても遅くても

 

ただ自分の呼吸を観察します。

 

 

方法3「感謝の気持ちを持つ」

日々の生活の中で、感謝できる瞬間を見つけたり

ふだんなら感謝しないようなものに

あえて感謝の気持ちを向けるようにしてみます。

うまくいかないこともあるかもしれませんが

その”うまくいかない感じ”を大切にします。

 

もちろん意識的に感謝の気持ちを持つことも大切です。

こんな風に意識的に感謝しようとすることが

自分や他人にポジティブな感情を育むトレーニングなのです。

 

 

方法4「判断をわきにおく」

人は自分や他人の行動が目につくと

それが良いとか悪いとか

気持ちいいとか、気持ち悪いとか

そんな風に判断してしまうものです。

そうしないように勧めるマインドフルネスもありますが

実際にはそれはとてもむずかしいものです。

 

ですから自分の中に

 

判断する気持ちがわきおこった 

 

と感じたら

「今、自分は~がいい(悪い)と思ったな」

 

と、自分自身をありのまま受け入れます。

これで判断を脇においておくことができます。

 

試してみるとわかりますが

なぜか冷静さを取り戻すことができます。

 

方法5「短い瞑想」

瞑想をするなら短時間から始めてみましょう。

毎日、数分からでも良いので

目を閉じて呼吸に集中する時間を設けることができれば

心が落ちついてストレスが軽くなるような感覚を

体験することができるかもしれません。

 

 

これを読んで、おそらく多くの人が

↑ こんな姿勢をしないといけない

 

と思うのではないでしょうか。

 

 

もちろん良い姿勢でやれば、

それに応じた反応が体からもらえると思いますが

まずは気ばらずに、横になったところから始めてもOKです。

 

 

方法6「コミュニケーションを大切にする」

家族との会話の中で、互いに今の感情や考えを共有する時間を持つことも大切です。

 

実はマインドフルネスの活かし方は

気もちを落ちつけるばかりではなく

ていねいに相手の話に耳をかたむけることもふくまれるのです。

マインドフルに耳をかたむけることで

お互いの理解は深まり、家族の間で

より深い絆を築くことができます。

 

 

方法7「自分自身をケアする」

自分自身の心と体を大切にすることは

家族を支える上でとても大切です。

自分自身が心身ともに健康であることで

子どもや家族にも、その良い影響がおよぶことになります。

自分自身とマインドフルに向き合うことで

なにが自分のねぎらいになるのか

それとも悪いことになるのか

頭ではなく体で理解することができます。

 

 

以上、日常でできるマインドフルネスについて

ご紹介してきました。

 

 

これらすべてができるようになる必要はありません。

一つだけ決めてしばらくやってみる…

 

 

そんな気軽な気持ちでマインドフルネスを

日常生活にとり入れることができれば

心の穏やかさをることができるでしょう。

それがやがては子どもの不登校などの問題に対しても

より穏やかで前向きな向き合い方ができるようになるのです。

 

 

 

 

 

 

 

マインドフルネスは万能薬ではない

マインドフルネスを悩みの解決のために使うにあたっては

他の方法よりも優先して選ぶべきではないとされていますが、

コスパの面から見ると好ましいところもあります。

 

また効果がどれくらい続くのかや

再発を防ぐ効果には個人差があります。

 

さらにマインドフルネスのメンタルヘルスへの活用には

プログラムの内容や順番の組まれ方のちがいや

効果を比較した対象によって効果に差があるのも事実です。

ですから「万能薬」としてではなく

気もちを調えるための1つの方法として

とらえておくべきでしょう。

 

 

日常で使えるマインドフルネスワークショップのお知らせ

ここまで記事を読んで下さりありがとうございます。

日常でマインドフルネスが使えることはなんとなくわかった

だけど、自分でできる自信がないな…

そんな方に向けて、オンラインで参加できる

「日常でできるマインドフルネスエクササイズ」

のイベントを開催します。

主催は、わたしが運営している

 

NPO法人 地域の安心とつながりのNPOえんの木

です。

 

 

少々照れくさいのですが

公認心理師でもある私から

初めての人でも

日常の中で

カンタンに

できるマインドフルネスについてご紹介します。

また他のメンバーから、日常でできるアロマケア のご紹介もあります。

参加はこちらから

・7月イベントリンク https://forms.gle/gwhPr1PbB7nW6V9s7

 

NPOについてはこちら

・地域の安心とつながりのNPOえんの木HP https://en-no-ki.website/

またイベント前にNPOの会員になっていただくと

今回のイベントは半額で参加することができます。

 

さらに会員限定でメンタルヘルスのセルフケアに関するコンテンツも準備しています。

よければ支え合いの輪に入りませんか?

・入会のフォーム https://forms.gle/2EtK4enhx3CfR5EG6

 

まとめ

不登校のお子さんとその家族にとって

マインドフルネスは心の負担を軽くし

健康とつながりを回復するための一つの方法になります。

 

実際にやるにあたっては慎重に検討することも大切です。

そのため、公認心理師である私やNPOのメンバーから

日常でできるセルフケアのワークショップで

実際に体験していただく機会を作りました。

 

一緒にセルフケアのネットワークを作りませんか?

 

Comments

タイトルとURLをコピーしました