【わかりやすく解説】今この瞬間に集中するときの感じ

マインドフルネス

こんにちは ツナカンです。

 

公認心理師として

日々,マインドフルネスを心がけ
実際の支援に活かしています。

 

今回は  瞑想の「今、この瞬間への集中」 についてです。

 

この記事はこんな方にオススメです

今この瞬間に集中するってどんな感じ?
瞑想するってどんな感じ?
瞑想では何が起きてるの?

 

私は,日本マインドフルネス学会に所属し
瞑想やマインドフルワークを日課にしています。

 

こうした経験の中から

 今、この瞬間の感覚への集中

 

について解説します。

 

 

 

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今、この瞬間に集中するときの感じ

結論からいえば

・五感がはたらく
・考えや感情が流れていく

そんな感じです。

 

 

五感がはたらく

五感とは言わずと知れた
・視覚
・聴覚
・味覚
・触覚
・嗅覚

のことです。

 

 


視覚は瞑想をしていると目をつぶっているので

実際にはものは見えていないのですが

まぶたの裏側や,外から入る光がわずかに感じられます。

 

 


聴覚は瞑想をするシチュエーションにかなり左右されます。

静かな場所でやれば空気や遠くの物音が

やや騒がしい場でやれば周りの音が

これらが一度に体の中に入るような感じです。

 

人の声は音として聞き取れる瞬間もあるのですが

言葉として意識しやすいので集中が乱れやすくなります。

 

 


味覚は口の中の味というか

味わいのようなものが感じられるようになります。

 

 


触覚は手に印象が行きがちではあるのですが

体勢全体、皮膚や内臓の感覚に近いと思います。

 

皮膚が服に触れている感覚や

イス・クッションに座っている自分の重さ

自分の背骨や骨盤の角度など

が感じやすいです。

 


嗅覚は五感の中でも最も慣れやすい感覚なので

最初は匂っていた感覚もやがて鈍ります。

それでも部屋や空気の匂いが感じられます。

 

 

 

考えや感情が流れていく

考えや思いは意識しなければ注意を強く引きます。

 

流れていくというより

流れていく様を想像する

 

という方が良いかも知れません

 

それでもいつの間にか、必ず、何らかの考えや感情につかまります。

 

つまり考え事や感傷に浸ってしまう瞬間があります。

 

しかしそれで良いのです。
なぜそれでも良いのでしょうか。

 

 

 

考え事や感傷に浸ってしまう瞬間があっても良い理由

マインドフルネスは “気づき” の訓練です。

 

だから瞑想の最中にうっかり考え事をしてしまったり
思い出して感傷に浸ってしまっても

 

はっと我に返って、再び注意を自分の体に向ける

そして再び考えや感傷につかまる

また再び我に返って注意を自分の体に向ける

 

この繰り返しが訓練そのものだからです。


五感をアンカー(おもり)にしながら

考え・感傷の間を行ったり来たりするのです。

 

 

 

”今この瞬間の集中“に正解はない

ここまでを読んでいただけたら

 

~な風になったらうまくできてる証拠

 

などという正解はないことは

ご理解いただけるのではないでしょか。

 

おそらく、最初のような疑問は

 

自分の瞑想はうまくできているのか

 

という考えから来るものだと思います。

 

もし瞑想をやってみて

これでうまくできているんだろうか・・・

などと考え始めたら

 

「これでうまくできているんだろうか」という考えが浮かんでいる・・・

 

そんなふうに観察してみてください。

 

ついでに 心を無にしよう などと思うのなら

 

「心を無にしよう」という考えが浮かんでいる・・・

 

と観察してみてください。

 

こうした考えを観察することができていれば

考えや感情は、やがて変わっていくと思います。

 

 

 

とにかくやってみる


そもそも体験を文章で説明すること自体がナンセンスなのかもしれません。

 

文章で書かれたものを読んで理解すること自体が

“考え” そのものだからです。

 

だから、この記事をご覧になったら

少なくとも一回は瞑想をしてみる。

 

そこで経験したことが正解になると思います。

 

 

 

まとめ

「今この瞬間の集中」についてご紹介しました。

瞑想のやり始めには「これが正しい瞑想なの?」という疑問はつきものです。

 

私自身も同じ経験があります。

 

私の記事を含めて、ネットを検索すれば今は色々な情報があふれています。

その中には正確なものもそうでないものもあります。

それでも確かなものはご自身の感覚だと思います。

 

情報収集ではなく体験をしてみてはどうでしょうか。

 

 

情報収集より体験といいながら、矛盾してしまいますが

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