【必見】子どもの健康な睡眠を取り戻すための実践ガイド

不登校支援

こんにちは ツナカンです。

ふだんは子育て支援機関でカウンセラーとして

子育てに悩む親ごさんや

不登校のお子さん

子どもに関わる大人を応援しています。

 

子どもの不登校は、家族にとって大きな悩みの一つです。

特に生活リズムが乱れがちな子どもたちにとって

健康的な睡眠は非常に重要です。

 

この記事では睡眠の基礎知識と

事例を通してリズムが乱れた子どもの立て直し方のヒントご紹介します。

この記事はこんな方におススメです。

  1. 不登校の子どもを持つ親: 子どもの生活リズムを整えるための具体的な方法やアプローチを知ることができます。
  2. 教育関係者: 学校や教育機関で働く教師やカウンセラーが、子どもたちの生活リズムの改善方法や親との連携方法について知ることができます。
  3. 心理学や教育学を学ぶ学生: 睡眠リズムの重要性や具体的な改善方法についての実践例を通じて、理論と実践の両方を学ぶことができます。

 

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そもそも睡眠とは

 

そもそも睡眠とは意識が低下する健全脳の活動。

の恒常性をつホルモンが分泌され

休息と生活リズムを保するために欠かせません。

睡眠は浅い睡眠とい睡眠が80~120分周期で繰り返され

年齢とともにその必要量は減少します。

2つの睡眠

睡眠には、

  • REM睡眠
  • REM睡眠

の2種類があります。

non-REM睡眠は、浅睡から徐睡眠(深い睡眠)に移行するプロセスです。

一方、REM睡眠は、脳は活動的ですが体は動かない状態です。

(ちなみに金縛りなどはこの過程におきるという説もあります)

 

深い睡眠は、睡眠の初めの1/3に多く発生し、明け方にかけREM睡割合が増えます。

 

ホメオスタシス

睡眠は

    • ホメオシス(恒常性維持機構)
    • 概日リズム(体内時計)

によって調節されます。

ホメオスタシスは、覚醒時間が長いほど眠くなるというもので、

概日リズムは、夜になると眠くなるという体内のリズムです。

 

睡眠リズムの作り方の基本

睡眠リズムを整えるには

  • 朝の光を浴びる
  • 日中から夕方にかけて運動をして深部体温を下げる
  • 規則正しい3度の食事をとる
  • 暗くて静かな環境を整える

ことが大切です。

よくあるパターン

事例

小学校を卒業して間もない春。

田中家の娘、美咲は中学校への進学を控え、新しい生活を夢見ていました。

しかし、新しい環境への適応は思ったよりも難しく

徐々に学校へ行くことが憂鬱になっていきました。

 

友だちがいないわけではありません。

でも気をつかうことだったり

学校の規則が窮屈だったり

色々とめんどうになってきました。

 

やがて美咲は学校を休む日が増え

ついには不登校になってしまいました。

夜遅くまでスマートフォンをいじってしまい

寝つくのが遅くなっていきました。

枕元にはいつもスマホがあって

見ているうちに寝落ちするようなリズムになりました。

しだいに眠気はは朝方まで来なくなり

起きられなくなってきました。

起きても猛烈な眠気があって

再び寝てしまって昼過ぎまでベッドから出られなくなりました。

学校に行かなくなってくると、当然勉強も遅れてくるし

それがますます学校をめんどうにするのでした。

この状態になるまで親は、口で注意こそすれ

スマホを制限することありませんでした。

 

取りあげようとすると酷く反発されるため

そのままにしてしまったのです。

 

そこで美咲の生活リズムを正常に戻すために

カウンセラーに相談しました。

睡眠改善のための計画から実行まで

そしてカウンセラーからは、ある計画を提案されました。

 

1.睡眠について知り話し合う

田中さんの親がまず行ったのは、「睡眠の基礎知識」について学ぶことでした。

睡眠が健康に及ぼす影響、そして健康な睡眠ズムを作る方法について

両親で情報を共有しました。

そして美咲にも伝えることにしました。

その中で、特に注目したのが「概日リズム」の重要性でした。

人間の体内時計は約24時間10分とされており

このリズムを整えることが健康な睡眠に不可欠だということを理解しました。

  • そのためには朝の光を浴びること
  • 日中の適度な運動
  • 規則正しい食事が重要であるということを知りました。

 

しかし、美咲と話し合ったところで

「わかった」というだけで

一向に改善しようとすることはありません。

そこでスマホを急にとりあげることはせず

日中にいじることは許し

夜は早めに回収することにしました。

それも、美咲が開けられないように

カギ付きの箱に入れることにしました。

美咲はしぶしぶではありましたが

自分でも問題だと思っていたので

親の提案を受け入れることにしました。

 

2.実行と改善

実行するのは簡単ではありませんから

少しずつやることしました。

 

朝の光を浴びる: 毎朝、美咲を起して一緒に散歩をすることにしました。美咲は学校に無理に行かされないという約束をしていたこともあったし、前もって約束したことだから、としぶしぶ始めました。そしてこの時間は少しずつ伸びていきました。

適度な運動: 午後には軽いストレッチや簡単な運動を取り入れ、深部体温の上昇とその後の自然な低下を促しました。

規則正しい食事: 夜遅くの食事を避け、夕食は寝る3時間前にはませるようにしました。 また、夜にはスマートフォンやテレビの使用を控え、暗く静かな環境を作出すよう努めました。

 

3.家族の絆へ

この取り組みを始めてから数週間後、美咲の睡眠リズムは明らかに改善されました。

夜は少しずつ眠れるようになり、朝は自然と目覚めることができようになっていました。

生活リズムが整ったことで、美咲の不安感やストレスも少しつ軽減され、

家族とのコミュニケーションも以前よりも活発になりました。

田中家は、美咲の問題ただ待つだけじゃなく、

実行したことで、美咲の生活ズムだけでなく、

家族全体の生活の質も向上させることができました。

 

美咲は少しずつですが、学校に戻ることに前きに考えるになりました。

家族の絆は深まりました。

まとめ

不登校の子どもを持つ親御にとって

子どもの生活リズムを整えることは大きな課題です。

でも睡眠の基礎知識を理解し

具体的な取り組みを行うことで

子どもの心身の支えることができます。

 

もし子どもが不登校になってしまっているとき

まずは睡眠を整えることから始め

家族でとりくんでみましょう。

 

また先生が家族にアドバイスするときに

この記事が参考になれば嬉しいです。

 

 

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