『やめたいのに!』やりすぎ肌ケアの対処5ステップ

マインドフルネス

こんにちは ツナカンです。

 

ふだんは心理師として

 

不登校のお子さんや

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生

 

のお手伝いをしています。

 

今回は思春期の子の肌の悩み

 

についてご提案します。

 

 

心理師が肌の悩み?

 

と思うかもしれませんが

 

思春期になって自意識が芽生えると

 

しばしば肌のケアに強迫的になることがあるのです。

 

そんなときにどうすればよいのかご紹介します。

 

 

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毛穴はほんとうに目立つのか?

 

水越(2007)は

 

健常な日本人女性10代から50代

総数248名 (各年代約50名) を対象とした調査を行いました。

 

それによると

 

10代から30代にかけては、毛穴がめだつ理由は

 

角栓が増えること だそうです。

 

 

角栓とは、そのほとんどがタンパク質でできているもので

 

脂分はあまりふくまれていないそうです。

 

これが毛穴につまり、体のなかの活性酸素や

 

紫外線などと結びつくことで酸化して

 

カルボニル化 という現象を起こします。

いうなれば、排せつした便が

 

また発酵してしまうようなイメージでしょうか。

 

こうしたことから

 

10代から20代にかけては

 

  • 肌の脂をコントロール
  • できた角栓を取りのぞく

 

ことが大事とのことでした。

 

一方、こちらのサイトによると

 

角栓を引っ張るとどうなるの? - あしたの美肌
角栓を引っ張るというような、ハードなケアはNGです。 ターンオーバーを整えて、引っ張ることなく角栓が自然に排出されるためのポイントを紹介しています。

 

角栓は本来、自然にとりのぞかれるもので

 

ムリにとりのぞくものではないとのこと。

 

これらをあわせて考えると

 

あまり神経質にならず

 

適度にお手入れをすればよい

 

ということではないでしょうか。

 

問題は

 

 

自分でもやりすぎているとわかってるんだけど…

 

 

 

という肌ケアです。

 

なお、40代以降では角栓がなかったとしても

 

目立つ毛穴がの割合が増えるとのことでした。

 

 

 

「わかっていてもやめられない!」思春期のお肌ケアの対処法

思春期の女の子にとって

 

自分の体は幸せをつかむための道具 です。

 

きれいならば、人からほめてもらえるし

 

毎朝、鏡で自分のことを見れば自信もわきます。

 

しかし、それが行きすぎて

 

 

やめたいのにやめられない!

 

と強迫的になってしまうことがあります。

 

毛穴のお手入れは必要だとしても

 

やりすぎるとかえって、つまりやすい毛穴になりそうです。

 

上長(2007)は

身体が急速に変化する思春期は特に

外見的な容姿に対する

他者からの視線に敏感になることも珍しいことではない。

 

としています。

 

特に女子では

 

 

やせている方が可愛い

のような社会的な価値観にもとづいて

 

自分の体について満足度を決めてしまい

 

それにそぐわない時には

 

抑うつ傾向が高まることを見いだしています。

 

わたしが出会う子たちの多くが

 

 

ネットやTVで見たようなスタイルになりたい

 

ネットやTVでCMしてるような、きれいな肌になりたい

 

こんな風に話します。

 

そうでない自分はダメな自分であり

 

下手をすれば、自分を失敗作のように感じたりもします。

 

こんな気もちが、お肌のお手入れのやりすぎにつながります。

 

 

 

 

やめられないケアへの対処法

「わかってるけどやめられない!」

 

そんなときには

 

『汚いままでいたらどうなるか!?』

 

を試してみます。

 

では、その方法を解説していきましょう。

 

  1. 両手を後ろでつなぐ
  2. 鏡を見る
  3. 気になるパーツをよく観察する
  4. 自分のなかにわきあがる感じを味わう
  5. 洗顔する

 

特に、3と4の時間を十分にとるようにします。

 

また、最初は短い時間からはじめて

 

少しずつ時間を伸ばしていくようにします。

 

これは、顔を見ているのではなく

 

自分の中にわきあがってくる不快感を見る 作業なのです。

ガマンではなく 観察すること がポイントです。

 

また、できれば

 

一日のうちにどれくらい観察することができたか

 

カンタンでもよいので記録をつけておくと良いでしょう。

ふしぎなもので、記録をとると少しずつ時間がのびるものです。

 

最初は気持ち悪いかもしれませんが

 

『汚いままでいたらどうなるか』

 

観察者になったつもりで試してみて下さい。

 

きっと自分の気もちがかわってくるのを実感できるでしょう。

 

まとめ

 

今回は

 

やりすぎてしまうお肌ケアへの対処法

 

についてご紹介しました。

 

わかっていても、やめられずにいることを

 

強迫行動

 

と呼びます。

 

強迫行動には、あえてストレスに自分をさらすことが

 

とても効果的であることがわかっています。

 

シンプルだけどとても効果がある方法です。

 

程度の重いものでなければ、家でもできるでしょう。

 

「もっと詳しく知りたい!」

 

「もっとアドバイスしてほしい!」

 

という時には、ご相談ください。

 

 

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引用文献

上長然(2007)思春期の身体発育と抑 うつ傾向との関連.教育心理学研究,55.

水越興治, 及川みどり, 伊藤夕子, 小林和法, 今 村 仁, 松 本 克 夫(2007) 年齢による毛穴 の目立ちの実態調査.J. Soc. Cosmet. Chem. Jpn. ノ ー ト 41 (4)

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