不登校の子がほとんど。公立の通信制高校とは

不登校支援

こんにちは ツナカンです。

教育支援センター(適応指導教室)のカウンセラーとして

お子さんや,保護者,先生方を応援しています。

 

今回は

不登校だし高校は通信制高校にした。でも公立と私立どっちがいいの?

 

そんな方に向けて

公立の通信制高校 の一例

についてお知らせします。

 

通信制高校の進学を考えた時

まずは私立と公立のどちらに行くかで迷うはずです。

 

適応指導教室で働いていると

公立・私立の通信制高校の先生と

お話をすることがけっこうあります。

先日,公立高校の先生とお話をする機会があったので

学生になったつもりで色々と質問してみました。

 

今回ご紹介する公立の通信制高校と同じような体制が

全ての公立でもとられているとは言えませんが

参考にはなるはずです。

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不登校の子がほとんど。公立の通信制高校とは

不登校の子の進学先として選ばれやすいのが

通信制高校です。

特に公立高校は一番選ばれる進学先です。

 

私立の通信制高校と公立高校の通信制高校では

いくつかの違いがあるようですので

今回はある公立の通信制高校について

Q&A方式でご紹介します。

 

 

 

他県からの進学

他県から進学してくる人はいる?

ごく少人数いるけど,ほとんどは県内の生徒です。

 

 

学生の年齢層

通信制高校は学生の年の離れた人が多いって聞くけどどうなの?

 

ほとんどが中学校を卒業してすぐに入学しています。

時々中学を卒業して時間がたってから入学する人もいます。

 

 

 

入学生に不登校はどれくらいいるのか

入学する人は不登校が多いの?

 

とても多いです。入学生のほとんどが不登校だった子たちです。

 

 

どんな生徒が入学しているのか

 

通信制高校は不良とかヤンキーが多いって聞いたけど,そうだったら嫌だな…。

今はどんな人が入学してるの?

 

 

ヤンキーみたいなヤンチャな子はごく一部です。

今は不登校の傾向があった子とか,発達障がい(傾向)の子が多いです。

 

 

通信制の子たちの昼間の生活

通信制に通う人たちは普段はどんな生活をしているの?

ふだんは仕事やアルバイトをしている生徒もいるけど

最近は外に出るのが難しくて家で過ごしている生徒も多いです。

 

 

学校にどのくらい通うのか

通信制高校にはスクーリングといって通学する日があると聞きました。

どれくらい通えばいいの?

 

火・日曜日がスクーリングの日なので,どちらか通いやすい日を選んでもらいます。

毎週あるわけではありませんが,月に2~3日あって,年間で30回前後です。

ちなみに,レポートもあるけど決められたスクーリングに出なければ単位にはなりません。

 

 

 

私立の通信制と比べたメリット・デメリット

 

① 私立高校と比べたメリット

私立の通信制高校と比べて,良いところは?

諸経費が安いところです。それに雰囲気がすごく良いので通いやすいです。

提出物などの期日が決まっています。

社会に出る上では期限を守ることは大切なので,その練習になります。

 

 

②私立高校と比べたデメリット

私立の通信制高校と比べたデメリットは?

 

デメリットと言っていいのかわかりませんが

私立に比べると提出物や提出日の期限がきちんと決められています。

スクーリングやテストの回数もきちんと計画されています。

だから計画的にこなさないと単位がとれません。
それが厳しいということで私立の通信制高校に移る人もいます。

 

 

卒業できる生徒の割合

通信制ではどのくらいの生徒がきちんと卒業できるの?

学年によっても変わりますが,9割くらいは卒業できます。

 

 

進路について

卒業してからの進路は?

就職する人が多いですが,大学に進学する人もいます。

大学進学を目指す生徒には,放課後,課外で学習指導をしたりもします。

 

希望者が少ない時にはマンツーマンで指導することもあります。

その中から国立大学に合格した生徒もいます。

 

 

通信制の方がベターなタイプの子

どんなタイプの人が通信制高校に向いている?

どうしても集団に入るのが難しい子は,通信制の方が良いでしょう。

そうすればスクーリングの時に,勉強でからないところを先生が個別で教えてくれます。

 

 

メンタルのケア

メンタルのサポート体制はどうなっているの?

スクールカウンセラーが年間32日,1回4時間来ています。

その他にも臨床心理士や公認心理師の資格を持つ相談員が2名

それに県内の大学生・大学院生がサポートに来てくれています。
学校の裁量で予算が使えるので,心理面に予算をかけて手厚いケアをするようにしています。

 

 

 

まとめ

今回は公立の通信制高校の一例についてご紹介しました。

公立高校は私立の通信制高校よりも

期限などがしっかりと設定されているようですが

社会人になるにも大学に進学するにも

期限や時間を守れることは必要なことです。

 

個人的には,昔は通信制高校と言えば

ヤンチャな子が多いイメージでしたが

今はそんなことはないというのが意外でした。

また,メンタルサポートについても

私立の通信制高校よりも手厚いくらいですね。

 

ちなみに,公立の通信制高校の説明会は

冬場にあるようですので

ホームページをチェックしたり

資料などを取り寄せておくと良いでしょう。

 

もし通信制の進学を考えているのであれば

公立と私立,両方をよく比べて自分に合っていると思う方を

選ぶようにしたいものですね。

 

 

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